空き家は放置すると急速に傷みます。とはいえ遠方にお住まいだと、通って管理するのは現実的ではありません。何をどれだけやる必要があるのかを整理します。
最低限必要な作業と頻度
- 通風/月1回、窓を開けて空気を入れ替える。湿気は建物を傷める最大の原因です
- 通水/月1回、すべての蛇口とトイレの水を流す。排水トラップの封水が蒸発すると、下水の臭気と害虫が室内に上がってきます
- 草刈り/年2〜3回。群馬の夏は草の伸びが早く、放置すると近隣からの苦情につながります
- 郵便物の確認/溜まっていると不在が外から分かり、防犯上のリスクになります
- 外観の点検/屋根材の飛散、雨樋の詰まり、外壁のひび、庭木の越境
- 雨漏りの確認/天井や押し入れのシミ
自分で管理する場合
費用は交通費と時間だけですが、現実の負担は小さくありません。
- 県外から月1回通うと、往復の交通費と丸一日が毎月消えます
- 草刈りは道具の運搬と処分が伴います
- 冬場は水道管の凍結対策も必要です
「最初の数か月は通ったが、だんだん間隔が空いた」というのが実情です。そして間隔が空くほど、次に行ったときの作業量が増えます。
管理代行に頼む場合
空き家管理サービスの相場は、月5,000円〜10,000円程度が一つの目安です。内容は事業者によって幅があります。
確認すべき点
- 訪問の頻度(月1回か、2か月に1回か)
- 作業内容(外観のみか、室内に入るか)
- 報告の方法/写真付きの報告書があるか
- 草刈りが基本料金に含まれるか、別料金か
- 緊急時(台風後など)の対応
- 解約の条件
年間で6万〜12万円。固定資産税と合わせると、保有しているだけで年間十数万円の支出になる計算です。
費用をかけ続ける価値があるか
ここが判断の分かれ目です。次のような場合は、管理を続ける意味があります。
- 将来、自分や子が住む可能性がある
- 賃貸に出す計画がある
- 相続の話し合いが進行中で、結論を待っている
逆に、「いつか考える」で保有し続けている場合は、費用だけが積み上がります。その間も建物は劣化し、売却価格は下がっていきます。管理費と固定資産税を5年払うと、それだけで数十万円から百万円規模になります。
売却活動中の管理はお任せください
前橋不動産では、売却をご依頼いただいた物件について、見回りや草刈りの手配をお引き受けしています。買主に見せる状態を保つことは、価格を守ることにもつながります。
「片付けも管理も難しい」という場合は、残置物をそのままお引き渡しいただける買取という選択肢もあります。片付けのために何度も足を運ぶ必要がありません。
まずは現状のままご相談ください。査定は無料です。相続した空き家のご相談もあわせてご覧ください。

