「不動産会社に直接買い取ってもらう」という選択肢があります。では、業者はなぜ買い取れて、どこで利益を得ているのか。仕組みを知っておくと、提示された価格の妥当性を判断できます。
買取再販のビジネスモデル
流れはシンプルです。
- 不動産会社が売主から直接購入する
- リフォームや解体、権利関係の整理を行う
- 市場価格で再販売する
その差額が利益になります。つまり買取価格は、再販価格から必要経費と利益を差し引いた金額です。
差し引かれるもの
- リフォーム費用/水回り、内装、外壁など。数百万円規模になることもあります
- 残置物の処分費
- 解体費(更地にして売る場合)
- 購入時の登記費用・不動産取得税
- 保有期間中の固定資産税・管理費
- 再販時の広告費・仲介手数料
- 売れ残るリスクへの備え
- 利益
これらを見込むため、買取価格は市場価格を下回ります。「安く買い叩かれている」のではなく、構造上そうなるということです。
それでも買取が選ばれる理由
比べるべきは提示額ではなく、最終的に手元に残る金額です。仲介では次が差し引かれます。
- 仲介手数料(売買価格の3%+6万円・税別)
- 売れるまでの固定資産税・管理費
- 残置物の処分費用
- 場合によってはリフォーム費や解体費
- 値引き交渉による減額
これらを差し引くと、差が想像より小さいケースは決して珍しくありません。加えて、買取には「いつ売れるか分からない」という不確実性がありません。
業者を選ぶときの確認点
- 価格の根拠を説明できるか/再販の想定価格と、差し引く経費の考え方
- 契約不適合責任を免責にできるか/売却後に責任を問われない条件になっているか
- 残置物の扱い/そのまま引き渡せるか
- 決済までの期間/いつ現金化できるか
- 宅地建物取引業の免許/免許番号を確認してください
- 提示後に価格を下げてこないか/契約直前の減額要求は要注意です
複数社に依頼する場合の注意
買取価格は業者によって差が出ます。得意とする物件種別、再販ルート、抱えている顧客が違うためです。ただし、最も高い金額を提示した業者が最良とは限りません。契約直前に減額を求めてくる、決済が遅れるといったリスクもあります。金額と条件の両方で判断してください。
前橋不動産の場合
当社は仲介と買取の両方を扱っています。だからこそ、どちらか一方に誘導する必要がありません。
仲介で売った場合の想定価格と期間、当社の買取価格と決済日を並べてご提示し、手残り額で比較していただくのが基本方針です。「まず3か月仲介で売り出し、決まらなければ買い取る」という併用も可能です。
査定は無料で、金額をご覧になってお断りいただいても費用はかかりません。

