新築住宅には「10年保証」が付いています。ただし何でも10年間直してもらえるわけではありません。範囲を正確に理解しておくと、購入時の確認事項が明確になります。
法律で定められた10年保証の範囲
住宅品質確保法により、新築住宅の売主は引渡しから10年間、次の2つについて瑕疵担保責任を負います。
- 構造耐力上主要な部分/基礎、柱、梁、耐力壁、土台など、建物を支える部分
- 雨水の浸入を防ぐ部分/屋根、外壁、開口部のサッシまわりなど
逆に言えば、この2つ以外は10年保証の対象外です。
対象外になるもの
- 設備機器/給湯器、エアコン、換気扇、食洗機、トイレなど。メーカー保証の1〜2年が一般的です
- 内装/クロスの継ぎ目、フローリングの傷
- 建具/ドアの建て付け(初期不良は別)
- 外構/フェンス、駐車場の土間、植栽
設備の故障は入居後に必ず発生します。給湯器は10〜15年で交換が目安で、費用は20万〜40万円程度。この時期に備えておく必要があります。
住宅瑕疵担保責任保険を確認する
売主が倒産した場合に備え、法律で保険加入または供託が義務づけられています。
保険であれば、売主が倒産していても、買主が保険法人に直接請求できます。「保険付き」か「供託」かは、重要事項説明で確認できます。加入している保険法人名と証券番号は控えておいてください。
売主独自のアフターサービス
法定の10年保証とは別に、売主が独自に定めるアフターサービス規準があります。ここで初めて設備や内装がカバーされます。
確認したいのは次の点です。
- 部位ごとの保証期間(内装2年、設備2年、といった区分)
- 定期点検の有無と時期/半年、1年、2年、5年、10年など
- 点検の申込みが必要か、先方から連絡が来るか
- 10年目以降の延長保証の条件(有償点検や補修が条件になることがあります)
入居後すぐに確認すべきこと
初期不良は、早く見つけるほど対応してもらいやすくなります。
- すべての扉・窓の開閉、建て付け
- クロスの浮きや隙間(乾燥による収縮は季節要因のこともあります)
- 水漏れ、排水の流れ
- 雨の日の窓まわり、外壁からの浸入
気になった点は写真と日付を残し、書面で伝えてください。口頭のやり取りは記録に残りません。
将来売るときにも影響します
点検の記録、補修の履歴、保証書。これらが残っていると、中古として売却する際の信頼材料になります。「メンテナンスされてきた家」であることを証明できるかどうかで、査定にも差が出ます。ファイルにまとめて保管しておくことをおすすめします。
購入前の確認もお手伝いします
前橋不動産では、保証内容とアフターサービス規準の確認をご一緒に行います。建築の知見を持つ提携先と連携しているため、建物の状態を第三者の目で見ることも可能です。
対象となる新築建売住宅は仲介手数料0円でご購入いただけます。気になる物件があれば、他社に問い合わせる前にご相談ください。

